やめた方がいい?
ワーホリはやめた方がいいと言われる理由
よく挙がる理由は、帰国後の仕事、英語が伸びないこと、お金の3つです。どれも過ごし方で変えられる部分と、変えにくい部分があります。行った人の中でも、人に勧めるかどうかは分かれています。
1 帰国後にブランクと見られる
帰国して仕事を探した人の中には、転職の担当者に「ワーホリって、普通にブランクにしかならへん」と言われた人がいます。勤め続けていたわけではないので、会社から見れば空白の期間だという説明でした。面接では「留学」と言い換えるよう、就職の支援機関から勧められた人もいます。
これは仕事を辞めて行く人にとって、変えにくい部分です。一方で、帰国して就職した人は、ワーホリに行ったせいで就職に困った感覚はないと書いています。見られたのは、仕事で英語をどう使ってきたかでした。
2 英語が伸びない

英語が苦手なまま着くと、日本食レストランなど日本語で働ける職場に集まりやすく、暮らしも日本人の中で閉じがちです。3か国でワーホリをした人は、「意味がない」と言われる理由をまさにここに見ていて、結果はその人の過ごし方しだいだと書いています。
3 お金が残らない
オーストラリアの最低賃金は時給26.44豪ドルと高い一方、シドニーで1部屋を借りると週250〜400豪ドルかかります。英語が苦手な人を現金払いで雇い、最低賃金より低い時給12〜15豪ドルで働かせる店があることも研究で報告されています。仕事が見つかるまでの期間や働ける時間によって、残るお金は大きく変わります。
行った人は人に勧めるか
帰国した人に「ワーホリを人に勧めるか」と聞いた卒業論文では、答えがはっきり2つに分かれました。
- 勧める人は、英語、いろいろな文化を知ること、人として成長できることを理由に挙げていました。つらいことも含めて、自分で決めて行くことに意味があるという声もありました。
- 勧めない人は、帰国後の暮らしのリスクを考えると、ワーホリ以外の選び方があったのではないかと振り返っていました。
28歳で会社を辞めて行った人は、会社を辞めた後悔より、挑戦しなかった後悔のほうが大きいと書いています。
どちらの声も、行き方しだいで変わる部分があります。過ごし方が分かれやすい月を、1年の流れにまとめました。
2026年10月時点の情報です。制度や金額は変わることがあります。
出典: 大井真澄 明治学院大学社会学部 卒業論文(2015)。留学協議会(JAOS)の2004年・2014年の調査を含む「日本人ワーキング・ホリデーメーカーの経験とキャリア形成」 / 松原咲樹・堤純『オーストラリア研究』34号(2021)「オーストラリアにおける日本人ワーキングホリデー渡航者の近年の傾向」 / note「ワーホリは意味ない?時間の無駄?3ヵ国経験者の感想」 / Takumi(note)「ワーホリ帰国後|就職は詰む?」 / こばっちブログ「ワーホリは若いうちに行っておくべき?」